27 Mar. 2015ご一読ください
環境省より平成27年2月17日付で「国立公園内におけるトレイルランニング大会等の取扱いについて(概要)」が発表されたことは既にご存知のことと思いますが、それを受け、関係行政機関とスリーピークス八ヶ岳トレイル実行委員会とで度重なる協議を重ねて参りました。
本大会の理念をご理解いただき、大会概要のとおりのレースコース、レース内容で開催できる見通しとなりましたが、協議規則について何点か見直しと変更をおこなうこととなりました。
まず、今までの大会では、山の環境を変えないために、セクション毎に「森の玄関マット」を設置し、そのマットにて靴底の泥や種を除去していただいておりましたが、それに加え、本年からはスタート前に皆様に靴底洗浄をお願いすることとなりました。(洗浄済の靴をご持参いただき、スタート直前に履かれる場合はこの限りではありません。)
外来種の種が持ち込まれることにより、山の植物の生育環境を変えてしまうことがないよう、ご協力をお願いいたします。
2点目に、大会中止基準ですが、「大会前の大雨等によりコースの撹乱が予想されるとき」「自然環境保全のためやむを得ない事由が発生した場合」という項目を追加いたしました。
漠然とした基準となっておりますが、現時点において予見不可能な状況の変化が起こり、選手が走行することにより山の環境を壊すことが明白な場合は中止せざるを得ないという意味合いであることを
ご理解いただけますようお願いいたします。
最後に、協議規則とは別のお話となりますが、コース内の誘導看板についても変更点があります。例年、レースコースを華やかに彩りたいという思いで、矢印とともにパステルカラーでメッセージを記入しておりましたが、本年からは木目の下地に黒の文字を記入するということとなりました。
レース当日は、山を借り切るわけではなく、他の利用者も数多くいらっしゃり、景観を守るためにはやむを得ない指導であると受け止めております。
制約の中でも、少しでも見やすく、少しでもランナーの気持ちを高められるような誘導看板を作成いたします。
大会を継続させるため、皆様のご理解とご協力が必要となりますので、何卒よろしくお願いいたします。
新緑の八ヶ岳でお待ちしてます。