21 May. 2013蜂アレルギーの方へ
トレイルレースは森林の中が舞台となります。
他のレースで蜂刺されの事例が発生していますので、念のため選手の皆様にお知らせいたします。
蜂が主に活動的に行動するのは秋口ですが、蜂アレルギーの方は十分準備をし、レースへご参加願います。
また、普段からファーストエイドキットの中に、虫刺されの薬を入れておくと便利です。
蜂は黒い色を攻撃する性質がありますので、黒以外の服装を選ぶと危険度は下がります。
以下は、本レースでドクターランナーを担当してくださる奥井 伸雄先生からの文章です。
ご一読いただき、心配な方は事前に病院を受診し、エピペンを所持してください。
蜂に刺された場合の応急処置を、以下にご案内いたします。
①その場を離れる
巣が近くにある場合があるのでその場から離れてから手当てをしてください。
②毒を出す
まずは指で傷口周りを圧迫して出来る限り早く毒を外に出す事が大切です。
口では吸い出すのはリスクがあるのをおぼえてください。口に傷があるとそこから毒が身体に回るからです。
携行推奨アイテム「ポイズンリムーバー」で応急処置を!
http://item.rakuten.co.jp/artodbox/10084331/
吸引作用で毒素を吸いだすポイズンリムーバーがあれば安全に素早く応急処置をする事が出来ます。ファーストエイドキットに入れ常備されるのがよいでしょう。
③ショック症状が出たら病院へ
震えや発疹、嘔吐や下痢などの症状が見られる場合は一刻も早く周りのスタッフ、選手に知らせてなるべく早く医師の手当てを受けてください。
④エピペンを準備しておく
蜂は1年以内くらいに刺されたことがある方は要注意です!アナフィラキシーショックを起こし生命の危険に陥ることがあります。同じ種類の蜂でなくても危険です。
アナフィラキシーショックは刺されてから数分で発症することがあり、早急な手当が必要になってきます。しかし、しばしば刺された状況では病院に搬送して手当をするには時間がかかってしまうことがあります。このような方のために現在「エピペン」と言う病院で初期治療に使われる薬剤の入った自己注射器があります。1年以内にハチに刺されたことがある方は近医にて是非この「エピペン」を処方してもらい携行してレースに望まれることが懸命だと思います。